彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて

「なんかの冗談?あ、わかった。その格好といい、文化祭の余興?

じゃなきゃ、俺にそんな言い方するわけないよな」


南くんはあたしの前に立ちはだかる。


……頑張って強気でいったのに、全く効果なかったみたい。


「余興でもなんでもないよ?」


「ならなんで……」


南くんがあたしに迫ってくる。


あぁっ、もう!


どうしたらわかってくれるの?


困り果ててると……。


ガコッ!!


「ひっ!!」
「きゃっ!!」


あたしたちのすぐ側で、靴箱を思いっきり蹴る音が聞こえた。