「痛いっ」
「わり……。加減したつもりだけど」
九条くんの突っ込み、本気で痛いときがある。
それだけ力が強いってことなんだろうけど。
「とにかく、和香ちゃんのことはあたしが自分で何とかするから……」
「……ワカ?」
「うん。眼鏡かけた子の名前」
「若山……で、ワカ?」
「ううん、下の名前だよ。和香っていうの」
「……へー。変わった名前だよな」
「そうかな。見た目も古風だし、名前も和風でいいなって。あ、中身はおしとやかではないと思うけど……。
あ、だけどね。すごくいい子なんだ。性格もサッパリしてる」
そう言ったら、九条くんが微妙な表情をした。
「俺には、ねちっこくうつってるけど?」
「わり……。加減したつもりだけど」
九条くんの突っ込み、本気で痛いときがある。
それだけ力が強いってことなんだろうけど。
「とにかく、和香ちゃんのことはあたしが自分で何とかするから……」
「……ワカ?」
「うん。眼鏡かけた子の名前」
「若山……で、ワカ?」
「ううん、下の名前だよ。和香っていうの」
「……へー。変わった名前だよな」
「そうかな。見た目も古風だし、名前も和風でいいなって。あ、中身はおしとやかではないと思うけど……。
あ、だけどね。すごくいい子なんだ。性格もサッパリしてる」
そう言ったら、九条くんが微妙な表情をした。
「俺には、ねちっこくうつってるけど?」


