「一応聞いときたいから。男だろ、それ」
「えぇっ、違うよ!?女の子だよ。ほら、さっき相談してた……ほら、音楽が一緒で眼鏡かけてるロングヘアの子」
あたしが慌てて言うと、九条くんはホッとした表情になる。
「なんだ、女かよ。余計な心配したな」
「余計な心配って?」
「いや、別にー。……ところで、あの眼鏡かけた女に本当振り回されてるよな。なんで友達なわけ?」
「なんでって、それは……」
それは、友達だから。
っていうのは、答えになってないか。
「えぇっ、違うよ!?女の子だよ。ほら、さっき相談してた……ほら、音楽が一緒で眼鏡かけてるロングヘアの子」
あたしが慌てて言うと、九条くんはホッとした表情になる。
「なんだ、女かよ。余計な心配したな」
「余計な心配って?」
「いや、別にー。……ところで、あの眼鏡かけた女に本当振り回されてるよな。なんで友達なわけ?」
「なんでって、それは……」
それは、友達だから。
っていうのは、答えになってないか。


