「やっぱりここにいたんだ?」 あたしがやってきたのは、校舎裏。 多分、ここにいるんじゃないのかって思ってたんだよね。 「……ん?」 九条くんは上半身を軽く起こし、寝ていたのか眩しそうに目を細めた。 「見つけた……」 側まで寄ってくと、九条くんはフフッと笑みをこぼした。 「見つかった……。俺のこと、探した?」 「ううん。ここかなって、思ったよ」 「勘、鋭いじゃん。当たり~」 そう言って、九条くんは無邪気な顔をして、また地べたに寝転がった。 ……か、かわいい。