彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて

「……やだー。何ムキになってんの?亜美ちゃん変だよ」


和香ちゃんはハハッと笑い飛ばすと、先に音楽室に入って行った。


グループのメンバーは、何も言わずあたしと一緒に音楽室の入口で立ち尽くしていた。






ポン。


そのとき、いきなり後ろから誰かがあたしの頭の上に手を置いた。


ひゃっ、誰!?


振り向くと、そこには九条くんがいて……!


あたし、カッコ悪い。もしかして、さっきのやり取りを全部見られてた!?


「く、九条くん!?」


「……よお。なんか朝から噂されてんな、俺ら。ヤなこと言われたらすぐ言えよ?」


ドキッ。