彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて

「お前より背が高くなったらコクろーと思ってたんだけどさ。成長期と共にモテ期がきて、純粋な自分を見失った」


九条くんはそう笑い飛ばした。


九条くん……あたしにコクろうって思ってくれてたの?


そうなんだ、そうだったんだ。


それ聞いただけで泣いちゃいそうだよ……。


「い……今は?」


思い切って聞いてみる。


そしたら九条くんは少し面食らった顔をしてあたしを見た。


「え、今?」


「そう、今……」


あたしは今もずっと、九条くんのことが……。