そして決まって
言うんだ

「「団子食べよっか」」

声が重なり合って
あたし達は
また笑ってしまった

「「変わらないな…」」

いくつ歳を重ねても
変わらない風景
変わらないふたり

それはとても
幸せなことだけれど

アナタがいたら
もっと幸せなのに…

あたしはいつも
そう思ってしまう

この桜の木の下で
カレをこの腕に
抱きしめて
永遠の別れを
見送ったアナタ

アナタは今
どこにいますか?

あたし達が現れるのを
どこかで待っていますか?