「はい…」

顔を真っ赤にして
照れ臭そうに
笑っている隆

その笑顔が
たまらなく
愛おしくて

あふれる涙も
構わずに
隆の胸に
飛び込んだ

「隆
ありがとう…


大好き」

たくましい
隆の身体を
あたしは必死で
両腕を伸ばして
抱きしめた

「莉奈
幸せになろうな?」

「うん」

今は
桜の木となった

千と景丸の分も

「莉奈
これからも
俺達は
ずっと一緒だ」

「うん…」

それは約束