異端の足掻きは月のみぞ知る



『自殺志願者か?』

『“死にたがっている”ように見えるぞ』

『お前、いつか人間に殺されるな』


じりじりと脳内を焼くような言葉を隅に置く。


余計なお世話だった。本当に、ああ、本当にだ。


窓の向こう、満月がこちらをじぃと見続けるから睨み返した。


いつだって変わらない、僕にはあれが眼球に見える。


人を殺す僕を見続ける眼球にしか見えないんだ。