危険な夜へご招待【仮面de企画】

“やっぱりね”とでも言うような笑みを口元に浮かべた玲は、私の頬にそっと手を伸ばしてこう言った。




「僕が君を満たしてあげるよ」



──えっ…?



玲の綺麗な瞳が妖しく輝いて、私の仮面に彼が手をかけた。


すると次の瞬間──



「っ!?」


部屋の照明が全て消えて、辺りは真っ暗になった。


ざわざわと戸惑う人々の声。


そして──…



「……ん…っ!?」



唇に、柔らかく温かいモノが触れていた。