ミーナの言う通りかもしれない。


気を遣い過ぎるから、イライラもするし不満が溜まっていくんだ。



それに、私は大輔に本当の自分を曝け出すことが出来ていない。


彼の優しさに甘えているとワガママになりそうで…

そんな自分を、自分でも気付かないうちに抑えてる。



本当はもっと本音を言い合いたい。


デートだって、疲れるくらい色々な場所に行きたいし、
ベッドの上でも、もっと私を求めて欲しい。


腫れ物を扱うような優しさはもう十分だから、壊れるくらいに抱きしめて欲しい──



私の大輔に対する欲求は増える一方で、お互いのバランスがどんどん崩れていく。


これはやっぱり根本的な問題なのだろうか……



私が均等に釣り合う相手は

大輔ではないのかもしれない──…