『つまり刺激が足りないってことでしょ?』


「さすがミーナ、よく分かってらっしゃる」



そう、一言で言ってしまえばそういうこと。

私はうんうんと頷くと、ビールをぐびっと喉に流し込んだ。



『それは分からないでもないけどね』


「でしょ?なんていうかこう…ドキドキ胸が高鳴るような何かが欲しいのよ」



親友相手だから言える本音。


そう、私は刺激を求めてるんだ。



『あっ!それならちょうどイイコトがあるじゃん!?』


「イイコト??」



何かを思い出したらしく、電話越しのミーナの声が一段と明るくなった。