危険な夜へご招待【仮面de企画】

大輔は顔を上げると、あの子犬のように切なげな目で私を見て、深く頭を下げた。



「ごめん、杏…!
俺、どうしても杏と一緒になりたかったんだ…。本当に悪かった…!!」



本当…だったんだ……



その事実はかなりショックだった。


玲の支えてくれてるこの手のおかげで、今の私はかろうじて立っていられるようなものだ。



だけど、私に大輔を責めることは出来ない。



「…謝らないで…。謝らなきゃいけないのは…私も同じだから」


「……杏?」


「私だって……玲とキスしたんだから」



責める資格なんて、これっぽっちもない。