危険な夜へご招待【仮面de企画】

「東條……お前が仕組んだことだったのかよ?」


「…あぁ。その屈辱に歪む顔を見たくてね」



睨み付ける大輔に向かって、玲は冷めた笑みを見せた。


でも、どうして──



「…何で大輔は招待状が届いたことを言わなかったの?」



普通は不思議に思うよね?


すると、罰が悪そうに目を逸らす大輔に代わって玲が口を開く。



「杏樹を監視するためだよ」


「監視……!?」


「杏樹と上手くいってなかった笠原は、君がこんなパーティーに行くなんて不安で仕方なかったはずだ。

だから内緒で様子を見に来たんだよ。君が他の男と浮気しないかどうか確かめるために」