死への救急搬送


私は自宅に戻り電話で臓器提供の話を娘にすると、次に継母と叔母さんに伝えました。

私たち夫婦が決めたことに反対をする人は居ません。

問題は父親です。

私は朝食後に義父と直接会って話をし、説得することを決意しました。

二人の約束を守らねばなりません。





家内の実家に到着し私が話したいことがあると義父に告げると応接室で話そうと応接室へ行きました。

いつもは普通に茶の間で話しているのに特別な話であると察知したのでしょう。

私は現在の状況から家内は脳死状態であることを伝え臓器提供することを生前から家内と約束していたので申し込みをしたいと説得しました。

義父は説得に応じてくださりましたが、交換条件として家内の分骨を要求しました。

家内は私との話で亡くなっても私の実家は知らない祖先ばかりだから墓に入れないでほしいと言い、自分の実家の墓には絶対に入りたくないと話していました。

家内の実母をある意味で殺したのは父親だと思っており私に話していましたし、子供のころから母子ともにストレスを受けさせられていたようです。

とにかく私と別れることがあっても実家には死んでも帰らないと話していました。

私たち二人は墓を作らずに高野山へ永代納骨と永代供養を申し込むことに決めていました。

それなのに分骨をすると家内との約束を破ることになってしまう。






私は苦しみました。

どうするべきか・・・