死への救急搬送


それからは悪くもならず良くもならず、ずっと同じような状況が続きます。

私は希望を持ち続けリハビリを家内にします。

そして家内はいつものように返事をします。




6月22日

私はいつものように家内へのリハビリを済ませ看護師さんと話をしていました。

ふと家内を見るとじっと私を見つめています。

看護師さんと話をしている間、ずっと見つめていました。





「どしたん」

「なんで、そんなに見つめよん」





家内に近づき声をかけると家内はずっと見つめていた視線を逸らせました。

私に不安がよぎりました。






母親が亡くなる2日前に私を病室から帰してくれなかった時の目と同様に見えたのです。

まさか・・・





私は自分の心の中の不安を必死で打ち消しました。