死への救急搬送


その年の暮れ頃から家内の体調は悪化し始め毎日ではありませんが食欲不振になったり、食べても吐いたりするようになりだします。

そして年が明けると徐々に症状は悪くなり春が来る前には腎不全となり血液透析を始めたのです。

身体はしんどそうでしたが、もともと気力はある女性だったので透析治療日の午前中休むだけでパート勤めは続けていました。

それでも苦しいのか言葉では私への言い方がきつくなってきて私も家内がかわいそうで・・・



どうすればいいのか悩む日々が続くようになってきます。






透析治療を始めて数か月後、家内の父親が自分の娘が苦しんでいるのを見かねて腎臓を提供すると言ってきました。

家内の父親は最初は私や私の娘に腎臓を提供しろと言ってきていたのですが、私には基礎疾患があり提供しても無駄になる可能性が大きく、私の娘はまだ18歳で腎臓提供するには無理があります。

家内の家系の方々には公然と私たち家族を批判される方もおられましたが、家内の身体はここまでよく持ってきたのです。

家内の腎臓が悪くなるのが早期に進んだのは家内と結婚する以前、家内の実家での家庭内ストレスにあったのだと家内から聞いて知っていましたし、そのストレスがかからないように注意して家内の実家の方々にも配慮してきたからこそ家内の腎臓が今まで持ったのだと自負していましたが・・・







苦しかったです・・・