死への救急搬送


翌日病室へ行くとベッドの横に髄液を溜める袋を吊ってあり、少々溜まっていました。

脊髄にカテーテルを挿入しているので身体をあまり動かせずリハビリは腕と肩と指だけ軽く行いました。

感染症になると髄膜炎になり命はありません。

とにかく水が抜けて頭の腫れが引くのを祈る気持ちで家内を見ていました。



数日後

少し頭の腫れが引いてきましたが先生の話によると、もっと引かないといけないそうです。

ただしあまり長く脊髄にカテーテルを挿入したままだと感染症になるのが怖いので、そろそろ手術をするかどうか考えないといけないと話されました。

ただ頭の腫れが多少なりとも引いて家内の顔はすっきりとしてきました。

たぶん意識状態も良くなっているのではないかと思います。





「Z病院へ行って話してきたで」

「R病院である程度治ったらZ病院の横川先生が受け入れてくれると言ってたからな」

「リハビリのメニューとかも考えて可能な限り元の状態に近く戻れるまで面倒見てくれるらしいで」



私がZ病院へ話に行ったことを伝えると、僅かに家内は




「うん」




喜び頷いたように見えました。