やがて主治医のおられた病院は遠かったので近くの病院でも経過を診てもらうようになっていきました。
そして結婚してから二十年目になった今から十年前の秋、診察をしてもらっていた主治医先生から血液検査の結果が悪く腎不全に近い状況になっていることを告げられたのです。
近くの香川R病院でも同様な結果でした。
その日診察から帰ってきてから家内が私に言ったのは
「このまま一生腎臓も持つかと思ったのに・・・」
表情も少々落胆していました。
言葉を聞いた時には私も一生持つとは思いませんでしたが、一時は努力をすればあと十年は大丈夫だと思っていたのでさすがにショックでした。

