死への救急搬送



私は希望を失わないように努力をしました。

毎日最低一度は病室へ行きリハビリをして励ましました。

声は出なくなりましたが、リハビリをすると寝たきりなので表情をゆがめて痛がります。

不思議なことにまったく左半身不随で自分では動かせないのにリハビリをして関節を動かすと左指の関節は痛がります。

少しだけでも脳の働きが残っているのかもしれません。

右手と右足は問題がなく、痛がる寸前くらいまで曲げ伸ばしします。

叔母さんは私が家内を励ましながらリハビリする姿を見ていると勇気が湧いてきて千恵子が治る気がしてくると話していました。

とにかく治してやろうと一生懸命でした。

治ることを念じながら励みました。





しかしながら状況は良くならず、家内はよく泣くようになりました。

自分のことを悲観し始めたのかもしれません。







声にならない声を上げて泣きます。



「あー」・・・

「あー」・・・



泣きます。