死への救急搬送



大部屋へ移動した当初は名前も言えましたし、首を振って返事もできていたのですが日を追うごとに調子が悪くなってきます。

私は大学生時代に陸上競技活動をし、中年になって陸上競技を再開してスポーツマッサージや栄養学を勉強していて子供たちに教えた経験もあります。

家内のリハビリは毎日一度ありますが、私も自分の経験をいかしてリハビリを家内に毎日行っていました。

家内に話しかけながら行っていたのですが、次第に反応が悪くなってきます。

毎日一度か二度は家内のリハビリを行いに行きますが、どうも意識が以前よりもはっきりしなくなってきました。







そしてついには自分の名前も言えなくなりました。







私には原因がわかりませんでしたが、私にできるのはリハビリをしてやれるだけです。

しかし反応が悪くなってきて眠っているような時間が多くなってきます。

将来車いすでのトレーニングを開始するために、このころには少しずつ上体を立てらせ重力になれる訓練もはじめたのです。




それなのに家内の状態は少しずつ悪くなっていきます。