死への救急搬送


「責任者の方はおられますでしょうか」

最もカウンターに近い席に座っていた女性職員が応対します。

「どのようなご用件でしょうか」



「家内がM市救急隊の搬送事故により大幅に手術が遅れたんです」

「その後結局家内は二ヶ月半後に亡くなりました」

「その件でM市救急隊と話しましたが、まともに回答をしてくださらないうえに圧力を受けました」

「9月にR病院の先生から連絡がありM市救急隊と県のK管理課へ家内の救急搬送には問題があるので話をしてくださるということでした」

「私がその結果をK管理課へ問い合わせすると詳しい話はM市としてくださいということです」

「消防の管轄は市長になるということでしたので経過と質問書をお持ちしました」



「はぁ~」



女性職員は意味が分からない様子です。