死への救急搬送


私は苦しくなると故マシュを想い出します。

彼女は難病を患い左足が壊疽になり最初は半分切り落とし、最終的には左足の付け根からすべてほぼ麻酔なしの状態で切り落としました。

心臓の難病だったので麻酔ができなかったのです。

凄まじい痛さだったでしょう。

苦痛に泣きわめきました。

残っている右足先も壊疽になり腐った部分が黒く石のように固くなり固まっていました。

それでも痛みが引いてくると努力して三本足で歩けるまでに回復しました。

石のように固くなった右足が歩くたびに音をたてるので、コツ・・コツ・・コツ・・彼女が歩き出すとわかります。

そして朝になると二階の寝室で寝ている私のベッドまで「おはよう」の挨拶に来るようになりました。

苦しいのに休みながら階段を上がって・・・

心臓に負担がかかるので私は朝になると彼女を迎えに行くようにしました。


しかし突然に別れの日が来ます。


心臓が停止しました。


病気を発症してから二か月半です。


一歳四か月の短い生涯を閉じました。


彼女は私の娘だった・・・