死への救急搬送


「はい。K管理課河東です」


「おはようございます。T町の桜坂です」


「おはようございます」


「9月にR病院の執刀医の先生から電話がありまして、M市救急隊へ直接透析患者の搬送改善を伝えるのと、次回のMC協議会で家内の搬送に問題があるので議題として提案することを伝えてきてくださりました」

「いったいいつその内容のMC協議会は行われるのですか」



「・・・その件はですね・・・9月の末に行われていまして・・・すでに終了しています」

私から突然に連絡があり驚いているのか、または私が会議のことなど知らないだろうと思っていたのか、彼は言葉に詰まりました。



「終了したとはどういうことですか」

「詳しく教えてください」



「そしたら弁護士さんにでも相談してください」



「何故弁護士さんに相談しないといけないのですか。私はボランティアとして透析患者の搬送改善の努力をしています」

「かかる費用もすべて私自身が負担しています」

「何のために何の理由で弁護士さんに相談しないといけないのですか」

「自分の利益で話をしているのではありません」

何を言っているのだと腹が立ち少々強い口調になりました。



「それでしたら弁護士さんは関係ないです」


「そしたら教えてください」


彼は返事を考えています。