死への救急搬送


「過去にも救急隊の過失はあるが無罪という判決がでています」

「今回もそのようなケースになるでしょうね」


私は悲しくなってきて涙を拭きながら話します。

「そうであるなら裁判は中止しようと思いますが、どうにかして透析患者の搬送改善をしないと事故が再発してしまいます」

「ただ事故を防ぎたいのです」

「今回のような救急隊の対応では必ず事故が再発します」

「防ぐ手立てはありませんでしょうか」


先生は考えています。


「確かに搬送に問題はあると考えますが、どうすればいいですかね」

「とりあえず私からM市救急隊に、今回の搬送には問題があることを直接伝えます」

「そのくらいしかできないでしょうか」


先生は医師であり官僚でも司法でもありません。

あとは弁護士と相談するしかないだろうと考えました。