死への救急搬送


これは重要な事実が判明しました。

大きな声で話をして記入してくださいと言うと、また課長が「書かなくてよろしい」と命令するのが目に見えています。

隊員がぼそぼそと小声で話をしているので、隊員と同じようにこちらを向いて座っている管理職にもはっきりと聞き取れていないようです。




「そうですか。記述に残っている転送先を答えてくださればいいです」

私は知らぬ顔で小声で隊員に言いました。


隊員は回答用紙にZ病院へ転送と書いています。



つまり隊員は警察からの救助要請で院長が慌ててZ病院へ転送すると言ったのを知っていたことになります。

N脳外科で転送されるのを知りながら、その後すぐに家内を置き去りにして帰ったということです。

結局はKA病院へS市救急隊により転送になりましたが、それを知らないということはZ病院への転送を知るや否や帰ったということです。