死への救急搬送


「ずっと反対し続けていたのに突然に、はいわかりましたと返事をすると考えられますか」

「勝手なことを言わないでください」



私はこのとき管理職の連中を見ました。

机を叩き怒鳴り散らしたので、またそのような言い方をするなら出て行けと言うかなと思い見ました。

ただ怒っていたので私が彼らを見る目も怒りの目つきになっていたと思います。



彼らは私から視線を逸らし何を考えているのか知らぬ顔をしていました。



そして隊員を見ると隊員は「そうですか」と言った後は視線を伏せています。



今度はこのままでは以前消防長などと話し合いをした時のように黙秘してしまうのかと案じました。



「そういえば楢木さんは家内本人がOKしていますとか、ちらっと電話で言っていましたよね」

「その前には会話は不可能だとも言っていました」