「それでいいんでしょ?もう絶対に話掛けないで!」
500円玉を拾う圭吾の背中に叫んだ。
何か言ってみなさいよ。
へらへら言い訳してみなさいよ。
私を何とかなだめて明日もお金をもらえる様なこと言いなさいよ。
「ありがとう。いってらっしゃい」
いつもと同じように手を振る圭吾。
「もう終わりだから!!」
圭吾の目をじっとにらんで言った。
それでも圭吾は笑顔を崩さない。
私は走り出した。
とにかく一刻でも早くここから逃げたかった。
全力で走ったせいですぐに苦しくなったが足を止める事は出来なかった。
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