「待って、田代君」
今までに呼ばれたことの無い「クン」という響きにどきっとした。
振り返ると息を切らしながらも笑顔の橋本さんがいた。
「ああ、良かった。探しちゃったよ」
さっきまでの講師の顔とは違う同級生の様な顔つき。
「ちょっと待って、息が上がっちゃって」
息を整えながらゆっくりと私の前へと歩いた。
「もう大丈夫」
真っ直ぐに見つめる瞳に動けなくなる。
「今日食事に行きませんか?」
真剣な表情になった彼にますます固まった。
今までに呼ばれたことの無い「クン」という響きにどきっとした。
振り返ると息を切らしながらも笑顔の橋本さんがいた。
「ああ、良かった。探しちゃったよ」
さっきまでの講師の顔とは違う同級生の様な顔つき。
「ちょっと待って、息が上がっちゃって」
息を整えながらゆっくりと私の前へと歩いた。
「もう大丈夫」
真っ直ぐに見つめる瞳に動けなくなる。
「今日食事に行きませんか?」
真剣な表情になった彼にますます固まった。


