ストリング ~スマイル500円

翌朝当然のように圭吾がいる。

「おはようございます!!美樹さん」

「おはよう、圭吾」

にこにこ笑う圭吾。

ああ、この笑顔だ。

最初は何がおかしいの?っていらついてた。

それが、毎日ちょっとずつちょっとずつ私の中に入ってきた。

それはどんどん奥まで侵入してきて、私の一番奥の、一番敏感で一番傷つきやすいところまで到達した。

この笑顔が好きだ。

異性としてではなく、赤ちゃんの無垢な笑顔みたいに、100歳のおばあちゃんのくしゃくしゃな笑顔みたいに、無条件に好きだと思った。