「じゃあ、美樹さん、いってらっしゃい」

美樹さんのところをうれしそうに言った。

そういえば圭吾は何者で、この後何をするのだろう。

学校か、仕事か、それともニートか・・・。

思わず振り返るとまだ手を振っていた。

「美樹さーん」

声が響いた。

やっぱ子供だな。

ほんとにイトコの子みたい。