「おはようございます・・・」
誰に言うとでもなくボソボソと言いながらロッカールームに入っていく。
ロッカールームは社内に1つだけで、ここに全女子社員のロッカーがある。
広い部屋にずらっと並ぶロッカーはちょっと迫力がある。
200以上はあるロッカーと同じ数の女子社員の間をうまくすり抜け、自分のロッカーまでたどり着いた。
「おはよー、美樹」
同期の彩がマスカラを塗る手を止め顔を上げた。
「なんかマスカラ固まっちゃってうまく付かないんだよねーー。美樹のちょっと貸してくれない?」
上目づかいで頼む彩のまつ毛にはもうすでにたっぷりマスカラが付けられていた。
嫌味で言ってみたくなったが、何も言わずポーチから取り出して渡した。
「さんきゅっ」
「おはよう」
私と同じローテンションで沙織が入って来た。
彩と沙織と私は同期入社で仲が良い。
同期入社の女子は20人ほどいるが、3種類に分けられる。
高卒、四年制大卒、私たち短大卒。
年齢が2歳づつ違うのだが、それ以上に何かが大きく違う気がする。
雰囲気なのか経験なのか分からないが、そのせいで、壁があり仲良くはならない。
誰に言うとでもなくボソボソと言いながらロッカールームに入っていく。
ロッカールームは社内に1つだけで、ここに全女子社員のロッカーがある。
広い部屋にずらっと並ぶロッカーはちょっと迫力がある。
200以上はあるロッカーと同じ数の女子社員の間をうまくすり抜け、自分のロッカーまでたどり着いた。
「おはよー、美樹」
同期の彩がマスカラを塗る手を止め顔を上げた。
「なんかマスカラ固まっちゃってうまく付かないんだよねーー。美樹のちょっと貸してくれない?」
上目づかいで頼む彩のまつ毛にはもうすでにたっぷりマスカラが付けられていた。
嫌味で言ってみたくなったが、何も言わずポーチから取り出して渡した。
「さんきゅっ」
「おはよう」
私と同じローテンションで沙織が入って来た。
彩と沙織と私は同期入社で仲が良い。
同期入社の女子は20人ほどいるが、3種類に分けられる。
高卒、四年制大卒、私たち短大卒。
年齢が2歳づつ違うのだが、それ以上に何かが大きく違う気がする。
雰囲気なのか経験なのか分からないが、そのせいで、壁があり仲良くはならない。


