すぐにでも橋本さんに報告したかった。
秘書課になった事、みんなに快く迎えられた事。
昼食が終わったらメールをしよう。
先輩に仕事を教わりながらも、昼休みを心待ちにしていた。
しかし、メールは出されることは無かった。
昼休み、すっかり仲良くなった彩と沙織と一緒に食事もそこそこに配属先の報告をし合っていた。
「秘書課の田代さん?」
女子社員が近づいてきた。
少し古びた制服のその人は30才くらいだろうか。
私達よりずっと先輩だということは分かるが、初めて見る顔だ。
彩も沙織も目を丸くしている。
後ろに同じ年くらいの2人を従えて、低くはっきりとした声で話し始めた。
「あなた、昨日橋本さんと会ってたでしょ?
あっ、別にそれは全然良いんだけど」
全然良くないって言い方だ。
周りを気にしながら続けた。
秘書課になった事、みんなに快く迎えられた事。
昼食が終わったらメールをしよう。
先輩に仕事を教わりながらも、昼休みを心待ちにしていた。
しかし、メールは出されることは無かった。
昼休み、すっかり仲良くなった彩と沙織と一緒に食事もそこそこに配属先の報告をし合っていた。
「秘書課の田代さん?」
女子社員が近づいてきた。
少し古びた制服のその人は30才くらいだろうか。
私達よりずっと先輩だということは分かるが、初めて見る顔だ。
彩も沙織も目を丸くしている。
後ろに同じ年くらいの2人を従えて、低くはっきりとした声で話し始めた。
「あなた、昨日橋本さんと会ってたでしょ?
あっ、別にそれは全然良いんだけど」
全然良くないって言い方だ。
周りを気にしながら続けた。


