静まり返るテーブル。
ただ一人、nekoちゃんだけは、
「萌えー☆」
でもさすがに男同士は…。
「はよしーや‼王様暴れんでー‼」
王様の怒号に怯えた男たちがブチュといった。
悲鳴を上げる女子。
しかし場が盛り上がったのは確かだ。
「せやけど、あんたら一人少ないやないの。四対四て話きいてんで?あたしあぶれるやないの‼」
王様が睨みをきかすと、
どうやら後から来るらしい。
私はそれを[生贄]と呼ぶことにした。
次の王様は…。
「あたしや。もうあたしの天下やで‼ほしたら今度こそ…」
「あ、お待たせー‼」
生贄登場。
私は目を見張った。
なぜなら…。
「お兄ちゃん?」



