アナログ三姉妹



静まり返るテーブル。


ただ一人、nekoちゃんだけは、


「萌えー☆」


でもさすがに男同士は…。


「はよしーや‼王様暴れんでー‼」


王様の怒号に怯えた男たちがブチュといった。


悲鳴を上げる女子。


しかし場が盛り上がったのは確かだ。


「せやけど、あんたら一人少ないやないの。四対四て話きいてんで?あたしあぶれるやないの‼」


王様が睨みをきかすと、


どうやら後から来るらしい。


私はそれを[生贄]と呼ぶことにした。


次の王様は…。


「あたしや。もうあたしの天下やで‼ほしたら今度こそ…」


「あ、お待たせー‼」


生贄登場。


私は目を見張った。


なぜなら…。


「お兄ちゃん?」