アナログ三姉妹



それでもお互い目を合わさず、


妹を介して会話が進む。


よし‼


ここは一肌脱ごう。


[みんなで散歩をして、自然と仲直り大作戦‼]だ。


となれば、


「ワン‼」


「なによマサ。まだドーナツ欲しいの?」


「れいちゃん、あんまりお菓子とか食べさせないで。特に隠れて」


「なんだそれは?俺が隠れて食べさせてるって言いたいのか?」


「私なにも言ってませんけど?」


「その言い方が言ってるだろう」


や、やばいぞ。


俺はリードをくわえてアピールした。


「散歩に行きたいらしいわよ」


よっしゃ‼通じた。


「早く行ったら?」


「なんでいつも俺なんだ」


「お兄ちゃん太り気味だから」


「ハハハ、ソックリそのままお前に返す」


ハハハハハ…。