守るべき者〜月が与えた宿命〜

その頃 村長は

別の大きな部屋にいた。


部屋の真ん中には

大きな丸い穴が開いており

中は沸騰した湯で

グツグツと煮えたぎっている


その脇には

先ほどの小太りな門番が

縄を持って立っている




縄の先には……

なんと……!

10人もの村の女が

縄でくくられていたのだ……



10人の女たちは

ひとりひとりが

体をくくられているが

それはひとつの縄で

成されている





女たちは

涙目になっている者や

叫ぶ者もいた





小太りの門番は

どこか悲しそうな顔をして

女たちを

大きな穴を

取り囲むように並べた……