『……今からワシも

食事の時間なのでな……。

悪いが帰ってもらおうか。

……お前もワシの所で

働きたいというのなら


ワシの言うことは

絶対じゃ……。

今日のところは

ひとまず帰れ。また明日


来るがよい…』



村長はそう言うと

部屋の外で

ずっと下を向いていた

小太りの門番に向かって

『……おい。

こやつを門の外へ

連れていけ……

ワシは食事の時間じゃ……

早くしろ……

ワシはもう腹が減って

我慢がならん……』



と話しかけた。





今にもお前を

食うぞと言わんばかりの


雰囲気を漂わせながら……。