母親学級

病院で母親学級をなるべく
23週までに受けなくてはいけないので受けることに。

しかし、予約した日は台風。

朝キャンセルしようかと思ったけど行くことに。

行きはちょっと雨強いなぐらいだった。

お茶や試供品を貰い、助産婦さんからの話を聞いた。

基本的に病院でもらえるテキストを読んでいるだけなので
事前に全部読んでいってしまったら暇だった。

2時間の予定で1時間半ぐらいで終わり帰ることに。

1時間半前よりも風かすごい。

一応10分ぐらい様子を見たけど弱まる感じもないので
仕方なく頑張って歩きだした。

傘意味ないぐらい横からの雨。

ものの数分で全身びしょ濡れ。

そして、漫画みたいに傘がバサッと曲がった。

あーあと思いながら一応そんな傘を使って歩いてたら
見知らぬおばさんに声をかけられた。

「どこまで行くの?」

もちろんびしょ濡れで同じように曲がった傘をつかっているおばさん。

「駅までです」

「そう。こんな日じゃ怖いでしょ。駅まで一緒に行きましょ」

歩いてる人が他にいなかったので
心細かったのかおばちゃんは駅まで一緒に行くことを提案してきた。

断る理由もなかったのでおばちゃんと一緒に駅まで少し小走りで向かった。

「もうちょっとだから」

「もう駅だから」

と、途中励まし合いながら駅まで歩いた。

家に着いたらすぐシャワーをした。

なんだが母親学級よりも台風とおばちゃんのことしか記憶にない。

そんな日だった。