「私、上がるからゆっくり入っておいで。」 「うん♪ありがと。」 琴音の優しさが、身に染みる。 …… 「あっ、千華。早く髪乾かして!!」 「うん。」 肩下まである髪の毛を乾かすのは、大変。 こんなんなら、切って来ればよかったかも…。 「千華。さっきの話の続き。行きたいんじゃないの?」 「行きたい訳じゃ…。居なかったら、直ぐに戻って来るんだからね!!」 「はいはい。ほら、行こう。」