先生とわたし



「お帰り。どうだった?」


琴音の所へ戻ってすぐに、シートに寝転がった。



「それがさー。理科を教えて貰ってる先生と手を繋いでゴール。ってので…。」


「うわぁ〜。って事は、古河と手を繋いだってことだよね。」


「うん…。でね、何か琴音には言っていいとか言われたから話すけど、ゴールの近くまで、恋人繋ぎされてたの。」


………


「…古河、バカだ。あれほど言ったのに…。はぁあ。」

「どういう事?」



琴音は古河に、何を言ったんだろう…。