「祐チャン、手伝う事ある?」
琴音は石黒先生の所に行っちゃったから、私は祐チャンの所に来た。
「んじゃ、続き書いてて。職員室行ってくる。」
「分かった♪」
記録を読み返して見ると、既に入部した新入生の記録も書いてあった。
私も早く、顔と名前一致させないと…。
……
「Thank you♪」
デジカメとプリントを持って、祐チャンが戻って来た。
「写真?」
「そ。入部決めた人から顔写真撮って置かないと。」
記録や選手証とか大会の書類に、顔写真が必要になる。
「新しくマネージャー入るみたいだしね。」
「使える奴ならいいけど…。」
それが一番大事。
私と琴音は今年で終わりだから、代わりをして貰えないと困る。
ピー。
「集合!!」
みんなが一斉に集まってきた。
祐チャンが持ってきたプリントを全員に配り終えると、ミーティングが始まった。
「今配ったのは、この部活の規則が載っている。しっかり目を通し署名捺印をして、週明けまで提出。あと、入部を決めた人は、早めに入部届を提出してな。」
「「はい。」」
規則って大袈裟みたいだけど、この部に入るにはとても大事になってくる。
「入部届を出した新入生は、古河先生の所に行って。じゃあ解散。」
使った道具を片付けて、教室に行った。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre3.png)