「…もう見られたなら、隠してても仕方ないね。ここだけの秘密ってことで。石黒先生と付き合ってるのは、事実です。」

言っちゃった…。


「本当なの?」

「うん。で、実は千華も…」

「古河先生と付き合ってるんでしょ?何となく気づいてた。」

マジで!?気付かれてないと思ってた…。


「私たちの秘密は話したから、舞ちゃんは私たちに隠してることないの?」


そう聞くと舞ちゃんは、おもむろに携帯の待受を見せてきた。


「…私の子どもなの。」


「「えっ!?」」


その写真には、舞ちゃんと1人の男の子が写っている。


「こっちの方が驚きだよね(汗)去年生まれたんだ。」

「大木は知ってるの?」

「うん。パパが居ないからって、パパ代わりをしてくれる。」

「そうなんだ…。舞ちゃんのこと、尊敬するんだけど!!」

高校に通いながら子育てって凄い。


「ありがと。で、図々しいと思うんだけど、私と友達になって下さい。」

「「もちろん♪」」

「ありがと☆あっ、そろそろ迎えに行かなきゃいけないから、帰るね。」

「うん。「バイバイ。」」

もっと大変な話し合いになるかと思ってた…。