…
休み時間。
希望調査の紙を見ながら、机に突っ伏した。
「千華、大丈夫?」
「うん…。琴音は進路決まったの?」
「まぁ…。担任とかに相談してみたら?」
「さっき、古河から'相談のってやろうか?'って言われたんだよね…。」
「あ〜。何か言われてるなって思ったけど、そうだったんだ。なら、古河にでも相談してみたら?」
「うーん。さっき断っちゃったんだよね…。」
「大丈夫だって。千華の相談なら、喜んで聞いてくれると思うよ。」
「根拠はどこに…。」
「まっ、次の休み時間にでも行っておいでよ。」
スルーしたね。
それも、強引。
「…分かった。」


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre3.png)