…… まだ、電気が点いている。 ピンポン…。 「はい。どうしたんだ?」 「戻って来ちゃった」 祐チャンは私の荷物に目をやった。 「…断って来たのか?」 「うん♪泊まっても、いい?」 「あぁ。ありがと♪」 玄関先で、抱きしめられた。 やっぱり、泊まって欲しかったんだ。 「風呂入ってこい。ドライヤーとタオル使っていいから。」 「うん♪」