朝のSHRで、進路希望調査の紙を渡された。
特に、将来就きたい仕事とかある訳でもない。
でもまずは、進学を考えてはいる。
けど、どこに進むのかも決まってない。
…トントン。
机が叩かれ、顔を上げる。
そこには、古河が立っていた。
ヤバい。
その紙を急いで閉まって、教科書を開いた。
「相談のってやろうか?」
「…大丈夫です///」
耳の近くで、言って来ないで!!
でも、本当に進路。
どうしよう…。
大学か、短大か…。
それより、将来就きたい仕事を見つけないと…。
進路の先生の話、ちゃんと聞いておけばよかった…。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre3.png)