徐々にてっぺんまで上って行ってる。


「…落ちるぞ。」

「えっ!?ギャー…」




……


私、生きてる?



「高野。大丈夫か?」


「あっ、祐チャン…。私、生きてるの?」


「生きてるから、心配するな。2人の所に行くぞ。」

「はい。」


まだ、足が震えている。


急降下してからの記憶がない。