「次、何乗ろっかなぁ〜。」
もう、全て琴音が決めるのね。
それはそれでいいんだけど。
「あっ、あれ!!あれにしよ!!」
「どれ?」
「あのぐるぐる回る、ジェットコースター。」
「いいじゃん!!早く行こう。」
あー。もう、三人で楽しんで来て…。
「どうする?」
「…三人で乗って来てください。その間、近くで待ってますから。」
「はぁ?千華も一緒に乗るんだよ!!」
会話の内容、理解してくれて無いの!?
「私は、ちょっと…。」
「祐チャンが居れば大丈夫だって。ほら、行くよ。」
「ち、ちょっと…。」
腕を引っ張られながら、連れて行かれた。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.763/img/book/genre3.png)