「次、何乗ろっかなぁ〜。」

もう、全て琴音が決めるのね。

それはそれでいいんだけど。


「あっ、あれ!!あれにしよ!!」

「どれ?」


「あのぐるぐる回る、ジェットコースター。」


「いいじゃん!!早く行こう。」


あー。もう、三人で楽しんで来て…。



「どうする?」

「…三人で乗って来てください。その間、近くで待ってますから。」


「はぁ?千華も一緒に乗るんだよ!!」


会話の内容、理解してくれて無いの!?


「私は、ちょっと…。」

「祐チャンが居れば大丈夫だって。ほら、行くよ。」


「ち、ちょっと…。」


腕を引っ張られながら、連れて行かれた。