バスに戻って、次は大阪城。
「…ね。さっき何って言われたの?」
「えっとね。心斎橋とUSJは4人で回ろう。だって!!」
「マジ!?やったね」
「うん智クンに教えて置かなきゃ。」
ってか、ここまでしてバレないのかな…。
ブーブー…。
祐チャンからメールだ。
-それでいいか?-
-いいですけど、ここまでして大丈夫何ですか?-
-そんなべったり居るつもりはないから、俺と高野は大丈夫だと思うけど、あの2人はな…。まっ、大丈夫だろ。-
石黒先生と琴音はなぁ…。何か、心配。
-だといいんですけど…。-
「千華、智クンもいいって♪」
「そっか良かったね☆」
「うん♪」
「…変なことはしないでね?」
琴音だけに聞こえるように、本当に小声で言った。
「分かってるから、大丈夫。」
琴音も小声で返してくれた。
本人も、大丈夫って言ってるから、信じよう。
こんな事をしていたら、大阪城に着いた。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.777/img/book/genre3.png)