「私と智クンが後ろでもいい?」 「私はいいよ♪ってか、順番で座って行こ。」 「うん。」 琴音と石黒先生は、まだ話し足りないみたいだし。 祐チャンとなら、メールで話せるから十分。 「では、予定通りに伏見稲荷大社から行きますよ。」 「「お願いします。」」 タクシーの運転手さんは、年配の男の人。