「ノックしてからじゃ、 眼鏡つけたままじゃんか。」 私はそう笑いながらいうと、ゆっくりと先生から離れた。 「…お前ぐらいだよ。 俺にまとわりついてくれるのは」 私は足を止めて振り返った。 「もっと、モテたいの?」 「…ばーか。モテたくないから、こんな眼鏡してんだろ?」 そう良いながら、眼鏡を押して微笑む。 その姿を見ているだけで、体が感じてしまう… 「…じゃ、もー帰る!用事も終わったし。ばいばい。」